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アメリカとカナダにあふれるヨーロピアンな地名

ニューヨークがその昔「ニューアムステルダム」と呼ばれていたのは、よく知られている歴史的事実だが、このほかにも、アメリカやカナダには、ヨーロッパの有名な都市の名がつけられた地名がたくさんある。「ロンドン」「パリ」「ローマ」「アテネ」「モスクワ」といった地名が、アメリカやカナダにあって、これらの地名は、消えてしまった「ニューアムステルダム」と違い、現代までちゃんと残っているのである。まず「ロンドン」は、カナダのオンタリオ州にあり、街を流れる川は「テムズ川」と名づけられている。「パリ」は同じくオンタリオ州、「ローマ」はアメリカのニューヨーク州、「アテネ」はオハイオ州、「モスクワ」はアイダホ州にある。ただし、現代では英語化し、「パリ」は「パリス」に、「ローマ」は「ローム」に、「アテネ」は「アセンズ」に、「モスクワ」は「モスコー」になっている。意外なところでは「ニューオーリンズ」。これは、現代では英語名になっているが、もとはフランス語の「ヌーベルオルレアン」である。ヨーロッパの地域名がつけられた地名では、「ニューイングランド」があるし、また、その北にある「ノバスコシア」は、「ニュースゴッドランド」のラテン語読みなのである。アメリカやカナダでは、地名に使われているヨーロッパの言語の種類も多く、今まで挙げた英語、フランス語、ラテン語の地名のほか、「ラスベガス」は、スペイン語で「荒野」の意味である。

プールサイドは社交場

プールサイドはそのホテルの宿泊者にとって気軽に話ができる社交場である。食事やチェックイン後にプールで泳いでもいい。“Whereareyoufrom?”(どちらからですか?)とでも聞けば、国や場所を両方聞いたことになって失礼にはあたらない。そしで“Howlonghaveyoubeenhere?”(どのくらい滞在しているのですか?)などと話しかければいい。相手の反応を確かめて、あまり気乗りしていなかったら、決して深追いしないことだ。こうした会話の時に便利なのは、英語で相槌を打つこと。例えば、次のような表現は、どんな時でも使える。Great!(すごい)Marvelous(びっくり)Splendid(素晴らしい)Notsogood(悪くありません)so‐so(それなりにね)。プールサイドに並ぶデッキチェアは、たいてい長期滞在者がいいスポットを予約しているものだ。だからもし気に入った場所が見つかったら、プールサイドにいるボーイに言って、予約したい旨を伝えると、翌日も自分の好きな場所が使える。このようにして自分の要求をホテル側に伝え、次第にその行動や習慣で、ホテル側のスタッフに覚えられる客になることだ。それが「ホテル」を使いこなすということなのである。

熊本県は肥後の国と同じ領域

熊本県は肥後の国と同じ領域である。それは、細川藩領ともほぼ同じだが、天草は天領、球磨地方は相良藩だった。皮肉なことに細川氏のあとに知事になった福島譲二は天草出身である。天草はキリシタンの島として知られるが、河浦町の崎津地区は漁村のなかにゴシック風の教会が建つロマンティックな風景をみせる。球磨地方の中心は人吉で、ここからの球磨川下りは日本三大急流の魅力を十分に味わえる。米焼酎の産地としても知られる。球磨川上流の五木地方は平家の落ち人伝説の地だが、ここの「五木の子守唄」は日本を代表する民謡のひとつ。熊本城は、阿蘇山の火山灰が積もった弱い地盤を補強するために下は緩やかだが上部は急勾配の石垣が見事である。西南の役で政府軍が龍城したとき、天守閣などは焼失したが、それでも西郷軍の攻撃に耐え抜いて難攻不落ぶりを近代戦で実証した。また、東海道五三次のミニチュアというべき水前寺公園も誰にもわかりやすい大名庭園である。


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