自分に甘いから、メーカーに対しても追及の姿勢が甘くなる。だから、うちは当初から返品やキャンセルはしないときめていましたし、おたがいの責任範囲をはっきりして、しっかりパートナーと組むことが双方のためだと考えたのです。この姿勢なら、世界のどんなメーカーとも取り組めるでしょう。(現状の到達点は)まだまだです。主要取引先は今でも少ないほうだと思いますが、もっと絞りこみます。工場と直接話ができることが、納期管理や実際の商品の仕上がりを見るうえで、不可欠の前提です。さまざまな情報を商品に生かすためにも、現場の人や、そこの経営者と密に話しこめることが必要です。情報そのものにはなんの価値もありません。商品に具体的に表現されて、初めて価値が出てくるものです。SPAである以上、デザイン事務所以上のデザイン機能、メーカー以上のメーカー機能をもたないと。それができるプロがいないとダメです。それぞれの役割を担う専門家がチームを組み、商品に結実させなければなりません」